今回はバス釣りとは縁が少ないケイムラの話を書こうと思います。ただしこれは自分が今まで色々調べてきた中での結論なので、人によって考え方は違うと思います。そのあたりを考慮して読んで頂くようお願いします。
ケイムラカラー
ケイムラカラーは紫外線があたると発光する塗料で青白く光ります。特に月明りや常夜灯等で効果を発揮すると言われており、海釣りによく使われています。ブラックバスのルアーではほとんどありません。
ブラックバスに紫外線は見えているのか
生物の視覚には錐体細胞(色を識別する細胞)と桿体細胞(明暗を識別する細胞)があります。イカが白と黒でしか、エギを識別出来ないと言われている理由は、現在イカには錐体細胞が発見されていないからだと言われています。青物(ハマチやアジ等)は錐体細胞が4色(赤・青・緑・紫外線)あると言われており、人類は通常3色(赤・青・緑)と言われています。昔、ブラックバスは2色(赤・緑)と言われてましたが、現在は3色(赤・青・緑)発見されているようです。ただしブラックバスの青を認識する細胞は他の2色より発達していないとの事でした。その事から推察出来る事はブラックバスが住む世界では、青を認識する事よりも赤と緑を認識する事の方が重要なのではないかと言う事です。ですので錐体細胞から考えると紫外線は認識されていないという事になります。
ケイムラカラーでは釣れないのか?
紫外線を識別できていないからケイムラカラーでは釣れないかというと、それはまた別の問題だと思っています。なぜならブラックバスには桿体細胞があるので、明暗は認識しています。ケイムラカラーは光(紫外線)の強弱で色が変化します。ですので紫外線を認識していなくても視覚的には変化があるはずです。視覚的に変化があるという事はケイムラだから釣れる状況はあると思います。
まとめ
ケイムラについて記事を書いてみました。ルアーの色や動きについてはもっと書きたい事もありますが、次の機会に書こうと思います。ちなみに光の3原色は錐体細胞の3色からきています。また、人類にも紫外線を含む4原色が見える人がいます。通常の人の百倍(1億色)の色を識別できるらしいです。人にいるぐらいですからブラックバスの中にも紫外線を識別する個体もいるかもしれません。そういう事を想像しながら釣りをするのも楽しいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
こちらは魚からどのくらい釣人が見えているかを目の仕組みや光の反射等を考えた記事を記載してます。是非御一読下さい。