釣糸って何処が違うか全然わからないや。どれでもそんなに変わらないのかな・・・
釣糸も種類があるんだ。特徴だけ覚えれば大丈夫だよ
釣糸の事はバス釣りではラインと呼びますので以降はラインと呼びます。ラインには大きく分けて3種類あり、特徴や値段も違います。今回は初めて釣りをする方に向けたラインの選び方を書いています。特徴を理解して自分にあったラインを見つけましょう。
ラインの種類と特徴
ラインにはナイロン・フロロ・PEの3種類があります。それぞれ特徴があるのですが、ひと昔前はナイロンが主流でしたが、現在はフロロラインがよく使用されていて種類も豊富です。
種類 | ナイロン | フロロ | PE |
特徴 | ・適度に伸びる ・トラブルが起きにくい ・沈みにくい | ・伸縮が少ない ・固いのでゴワツキやすい ・沈みやすい | ・伸縮がほとんどない ・繊維を編み込んで作られている ・比重が軽いので水面に浮く ・根づれに弱いのでリーダー(道糸)が必要 |
値段 | 安価なものが多い | 安価なものから高価なものまで様々 | 比較的高価 |
比重 | 1.14 | 1.78 | 0.97 |
注意点 | ・使用すると劣化しやすく | ・ライントラブルになりやすい | ・比重が軽いので風の影響を受けやすい |
一般的にナイロンは伸びやすくアタリが分かりにくくフロロは伸びにくくアタリが分かりやすいと言われています。しかしナイロンでも低伸縮のものやフロロでもしなやかなラインも発売されています、パッケージの記載内容をよく読み購入しましょう。そしてこれが重要ですがフロロのアタリが分かりやすいのは糸が張っている場合が分かりやすいということです。糸が弛んだ状態で行う釣りはナイロンの方がアタリが伝わります。それは、ナイロンの方がしなやかなのとフロロよりも水の比重に近いのでアタリの伝達力が優れているからです。そして伸びやすいので魚に針が掛かりやすいので巻物やトップウォーターの釣りにも向いています。それではフロロラインはというと低伸縮で根づれに強いのでラバージグの釣りや糸を常に張るダウンショット等の釣りに向いています。そしてPEラインは撚り糸なので更にラバージグやライトリグ等の糸を張りアタリを取る釣りに向いています。なによりPEラインはナイロンやフロロより同じ強度でもラインの太さが細いのでスピニングで使え大きい魚が掛かってもPEラインが傷んでない限りは切れる事はほとんどありません(リーダーが切れる事はあります)しかしナイロンだから、ラバージグの釣りが出来ない訳では無く、フロロだから巻物の釣りが出来ない訳ではありません。全体的なタックルによりますのでロッドの硬さ等でデメリットを補う事も出来ます。
ラインの太さはタックル別に分ける
ラインはバス釣りではlb(ポンド)の表記で記載され1ポンド=450gで計算されます。しかしラインのポンドは目安として考える方が良いです。5lbだから2.25㎏の負荷まで耐えれる訳ではなく、メーカーによって最大値であったり平均値だったりします。そしてスピニングタックルとベイトタックルでは使いやすいラインのポンドが違います。使用する目安のポンドは以下の通りです。
タックル | スピニングタックル | ベイトタックル |
ナイロン | 4~6lb(1号~1.5号) | 12lb~20lb(3号~5号) |
フロロ | 4~6lb(1号~1.5号) | 12lb~20lb(3号~5号) |
PE | 12lb~20lb(0.6号~1号) | 30lb~60lb(2号~4号) |
はじめての人にオススメするライン
バス釣りのラインは各メーカー色々あるのですが、値段はナイロン・フロロなら1000円~2000円程度PEラインは1000円~10000円近いものがあります。パッケージを見て気を付けて頂きたいのは同じlb数で同じ値段だとしても製品によって量(何m巻き)が違う場合があります。75m巻きや100m巻きや150m等があり、150m巻きのものをリールに100m巻いてしまうと50mしか残らず結局残りは使い道がないと言う事にもなりますので気をつけましょう。
そしてPEラインは道糸との結び方が複雑になっています。(PEラインが伸縮性が無いので締まらず滑ってしまう為)それと風がある場合はラインが風で流され投げるのが難しいので最初の頃は使用しないほうが良いでしょう。
最初の頃は根掛かりやベイトタックルならバックラッシュ等が起こりやすくラインの劣化も早くなります。私も新しいラインを巻いてはリールがバックラッシュしてしまい1回で巻き替えないといけないことは何度も経験しています。ラインは消耗品です。ですので最初は特にコストパフォーマンスの良い300m巻きのラインを使い2~4回に1度は釣行内容に関わらずラインを巻き替える様にしましょう。スピニングの場合はナイロン・フロロの6lb(細いと糸が切れやすい為)ベイトの場合はナイロン・フロロの14lbまたは16lbをオススメします。
さいごに
ラインは根掛かりや魚を釣ると少なからず傷がつきます。ですのでトラブルがあった場合はラインを手で触りささくれ等があった場合はラインを切り結び直しましょう。最初は面倒に感じるかも知れませんが魚が掛かるとその部分から切れる可能性も高くなります。せっかくの大物が掛かるチャンスを逃さないようにしましょう。
こちらはラインのアタリが最初に伝わるロッドの記事を書いています。種類・長さやバランス等の基準・選び方を記載しています。あわせてお読みください。