釣りに行く時に雨が降っていたらテンションが上がるのは私だけじゃないはず・・・!特に夏の雨は凄く良い思いを何度もしています。今回オカッパリに限って書く理由はオカッパリとボートの釣りでは動く量が違うので選び方が違うからです。ボートよりもオカッパリの方が動きやすさが大切なポイントになります。レインウェアの性能と各用途の違い・レインウェアのオススメ・メンテナンス方法・まとめの順に書いていきます。
でも雨に濡れるのは嫌だなぁ・・・
確かに濡れるけどレインウェアをしっかり選べば少しでも快適に釣りが出来るよ
レインウェアの性能と各用途の違い
レインウェアは安いもの(500円程度)~高いもの(数万円)まで幅広くあります。急に降った雨ならコンビニで安いものを購入してもそれはそれで良いと思います。しかし安いものは運動する事や耐久性を前提として作られていません。そしてルアーも投げにくく何度も使えません。レインウエアの選ぶポイントは耐水圧・透湿度・素材・価格・動きやすさ・メンテナンスのしやすさの点になります。
- 耐水圧・・・生地に染みこもうとする水の力を抑える性能の数値。レインウエアは2,000㎜以上の ものをレインウェアと呼びます
- 透湿度・・・蒸発した汗を生地が外に排出する度合いのこと。24時間に1㎡あたり何グラム外に排出できるかを記載しています。
- 素材・・・各社によって名前は様々ですがゴアテックスに代表される防湿透過素材加工を施したものとポリウレタン,ポリエステル,ナイロン等のみで作られたものに分かれます。
用途 | 汎用 | 釣用 | 登山用 |
耐水性 | 2000~10000 | 10000~20000以上 | 20000以上 |
透湿度 | ~8000 | 5000~20000以上 | 5000~20000以上 |
素材 | ポリウレタン,ポリエステル,ナイロン等 | ポリウレタン,ポリエステル,ナイロン等(一部防湿透過素材加工のもの) | ポリウレタン,ポリエステル,ナイロン等(一部防湿透過素材加工のもの) |
価格 | 安価(1万円未満) | 普通~高価(5000円程度~数万円) | 普通~高価(5000円程度~数万円) |
動きやすさ | 動きにくいものが多い | 動きやすいものと動きにくいが防寒重視のものがある | 動きやすい商品が多い |
メンテナンスのしやすさ | 劣化しやすいのでメンテナンスは難しい | しやすいものと難しいものがある | しやすくメンテナンス用品もそろっている |
レインウェアのオススメ
汎用のものは一時的には使えるものの何度も使っている間に破れたり防水性能が著しく下がります。釣り用と登山用はそこまで違いがないように思いますが、釣り用は生地が厚いものが多いと思います。登山の場合は厚いと体力を奪われて生死に関わってくるので軽量のもので動きやすいものが多いです。オカッパリのみに絞ると登山用、オカッパリもボートもするなら釣り用の動きやすいもの、寒い時期の雨でも釣りをするのであれば釣りの防寒も兼ねているものが良いです。それに加えて年間の雨天釣行回数を含めて考えた場合の私のオススメは以下のようになります。
- 0~2回程度・・・汎用または釣り用の安価なもの
- 2~4回程度・・・釣り用または登山用のスタンダードなレインウエア
- 5回以上・・・釣り用または登山用の比較的高価なレインウエア
- 寒い場合・・・防寒兼ねた釣り用のレインウェア
- 蒸し暑いのが苦手な方・・・ゴアテックスに代表される防湿透過素材加工のレインウェア
私もゴアテックスを所持していますが、蒸し暑さはかなり軽減されます。しかしゴアテックス含むレインウェア全般の生地が特殊な為、オカッパリで釣りをする場合ズボンの足元付近が草に擦れて撥水性能が落ちやすくなります。もし普段から草に付いている朝露でズボンが濡れるのが嫌な方は、登山用の安価なレインズボンのみを1枚別で購入し着用する事をオススメします。なぜ登山用かといえば釣り用の場合上下セットの製品がほとんどですが、登山用は上下別で購入できます。
メンテナンス方法
レインウエアのメンテナンスですが、釣りから帰宅したらまず洗うまで鞄にいれっぱなしにしないで外に出すようにしましょう。ハンガーに掛けて外の雨の掛からない場所で干せれば尚良いです。それだけでも湿気が溜まらないので臭いは大分軽減されます。そして天気の良い日に中性洗剤で手洗いをしましょう。レインウエアなので手洗いしても1時間もせずに乾燥します。そして撥水性能がやや落ちてきたと感じた場合は撥水スプレーを購入しレインウエアに吹きましょう。撥水スプレーは登山用品店またはネットショップ等で購入出来ます。そして万一、不注意でレインウエアが破れた場合でも登山用品店またはネットショップでリペア用品が購入出来ます。
まとめ
釣りに行く頻度は人によって違います。レインウエアも使用頻度によって選ぶようにしましょう。レインウエアはある程度高価なものでもどうしても劣化していき撥水性能も落ちていきます。しかし日頃のメンテナンスをきちんと行うことで少しでも長い期間使えるようになります。せっかく釣りに行くのですから快適に釣りが出来るようにしましょう。
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