バス釣りをする上でベイトリールは必ず用意が必要な道具です。
スピニングリールとの違いを確認しながらどういった釣りに向いているのか説明します
ベイトリールとスピニングリールの違い
- ベイトリールは重たいルアー(約7g~)が得意で、スピニングリールは(~7g)が得意です。
- ベイトリールは巻上げ力も強く糸も太い糸(12lb~)が使えます。スピニングリールは細い糸(3lb~)が使え繊細な釣りが出来ます。
- ベイトリールはバックラッシュという投げた時に糸が絡まる現象が起きる可能性があるので、ある程度の練習が必要です。スピニングリールは構造上バックラッシュは起きにくいため初めて釣りをする人には使いやすいです。
ベイトリールでルアーを投げる
ルアーのオーバーヘッドキャストで投げる際の注意点ですが、
- 真上に振りあげて、まっすぐ前方に振り下ろします。斜めに振りかぶると糸を放出するタイミングによってまっすぐ飛ばず狙ったポイントに投げれません。最初はまっすぐ振りかぶる事を意識しましょう。
- ルアーのタラシ(竿からルアーまでの長さ)は15cm前後にし、ベイトリールのクラッチを切りキャストします。糸を放出するタイミングは45度が理想的。45度で糸を放出できればルアーが遠くまで投げれます。
- 竿にルアーの重さが乗っているのを感じながら投げる。竿にルアーの重さが乗ると竿がキレイにしなり遠くまで投げれます。ルアーが飛び始めたら糸に少しだけ触れる(サミング)。ルアーが飛ぶ速度よりスプールの回転が速いと糸が放出されすぎて絡まります
- ルアーが着水するまでの一連の動作を一定の速度で行う。力み等が加わり速度が変わると竿がブレたりして糸の放出速度が変わりバックラッシュしやすくなります。力を抜き竿が綺麗に円を描くように投げる事が理想的です
ベイトリールの調整
ベイトリールにはバックラッシュを防ぐ為にメカニカルブレーキと・マグネットブレーキ・遠心力ブレーキ・DCブレーキが搭載されています。
メカニカルブレーキはハンドル付近にブレーキノブが有り、締める事でスプールシャフトに摩擦が加わりスプールの回転が抑えられます。一般的にはルアーを結んだ状態でクラッチを切りルアーが少しずつ落ちていく状態が投げやすいとされています。
マグネットブレーキはスプールの周りに磁石が搭載されておりスプールが回転する事でスプールが磁力の影響を受け回転速度を調整する機能です。マグネットブレーキはルアーの重さや飛びやすさにより調整が必要です。
遠心力ブレーキはスプールにブレーキブロックが付いており、スプールが回転するとブロックが外側に移動しサイドハッチに擦れる事で回転速度を調整します。ブレーキブロックは4~6個程度付属しており移動のON・OFFが設定できます。慣れない間は最大限ブレーキが掛かる設定にして、キャストの飛距離を伸ばしたくなったら、1つずつOFFにしていき投げやすい設定を探しましょう。
DCブレーキはスプールが回転する事で固定されているコイルと磁気で電流が発生し、コンピューターが回転数を読取り回転数を制御します。設定は糸の種類毎に設定出来る場合が多く細かい設定はありません。回転数を自動で制御してくれるのでトラブルは非常に少なく飛距離も出ます。高価な物が多い
ギア比
ハンドルを1回転するとスプールが何回転するかをギア比と呼び表記は(6.2 7.4等)と記載されています。
ギア比が同じでもリールによりスプールの大きさが違うのでハンドル一回転した場合の糸を巻き取る量はリールにより変わります。ギア比は人により考え方が違うのですが、私は最初の頃はローギア(6前後)を選び、得意な釣りが出来たらハイギア(8以上)を選択肢に入れる事をオススメします。
理由としてはハイギアはテンポの速い釣りには向いていますが、1回転での巻取り量が多い為ルアーの動きも早くなり丁寧に動かす事が難しくなります。ローギアだとゆっくり巻けるので丁寧に探れ結果的に底質やアタリ等の異変に気付きやすくなります。
まとめ
リールはメーカーや構造等により様々なリールがあります。中にはベイトリールでも軽量のルアーや非常に重たいルアーを投げる為に作られたベイトリールもあります。初めてベイトリールを買う場合バーサタイル(意味=万能・多用途)と記載されているベイトリールを買う事をオススメします。